| 1.ラリーはロードレースではない | 以前某メーカー主催のイベントの場内放送で「ラリーは公道を速く走る為の競技」とアナウンスされたことがあるのですが、ラリーとレースでは競技上の計時の意味合いが全く違います。
サーキットレースは時間の長さを競う競技ですが、ラリーは飽くまでも「時間の幅」を競う競技なのです。確かにラリーにはタイムトライアルを行うスペシャルステージ(以下ステージまたはSS)があるのですが、そのステージに出入りする時間は勿論のこと、スタートする時刻、ゴールする時刻が計時委員によって決定されるなどレースと違って別の意味で時間に管理された競技で、競技中においてのそれはコ・ドライバーが管理してドライバーが指示に従うというラリー競技の中では最も重要な作業になります。 |
| 2.ラリーは競技者の為のものである | 我々は観戦チケット代金を払って見るのですからラリーは「観戦者の為のもの」と思いがちですが、ラリーのSSはドライバーとコ・ドライバーが競技車を全身全霊を掛けて可能な限り速く走らせる「聖域」であり、ラリーは競技に参加する人のためのものです。言うなればサッカーや野球のスタジアムにチーム関係者やレフェリー、アンパイヤ以外誰も入ることが出来ないのと同じことです。 |
| 3.セイフティーマーシャルの指示には必ず従う | コース脇に立つセイフティーマーシャルは競技車両のクラッシュから観客を守るためにいるのではなく、「ラリーを守る為に」観客をコントロールする存在だと理解してください。その為に彼らは必ず我々に言うことを聞かせようとします。言うことを聞かなければ場合によっては彼らの権限でラリーが没収されるかもしれません。
例えば目の前でコースアウトした競技車があるからと言って、海外ラリーで見られるような周りの観客と協力してコースに押し戻すと言った行為はFIA規則では一応禁止されている事項でもあります。尤もどうしても戻さねばならないときはマーシャルから手を貸してほしいと言われるかもしれませんので、その時は手を貸してもいいと思います。その際に怪我をしてもそれは自分で責任を持ちましょう。 |
| 4.ラリーは開催地域住民の生活の一部を借りて行う | 林道ステージには普段開催地域住民が生活道路として利用するところもあります。また公有地や私有地をステージとして使われるケースもが多く存在します。観戦エリア内に飲食物を持ち込んだ際の空き缶や紙くず等のゴミ類は必ず持ち帰りましょう。
また国内のラリーではステージ内での喫煙が指定場所以外では完全に禁止されています。ましてや南米のとあるWRCに見られるようにステージの脇でバーベキューをやるなんて言語道断です。ラリーを知らない開催地域住民から非好意的に扱われることの無いような行動を取りましょう。逆に観客のマナーが良いと地域の人たちは例えラリーのことを知らなくても、ラリーが地域発展の為に役立っていることがわかればラリーの発展に力を貸してくれることだってあります。 |
| 5.ラリーは自己責任において観戦する | これもラリーばかりかサーキットレースのみならず他のスポーツでも同様でしょう。このあたりは海外ラリーにおいては徹底しているというか、自然にそうなった感がありますが、国内ラリーでは「観戦可能エリア」が設定され、逆に海外ラリーでは「観戦不可能エリア」が設定されるといった違いがありますが、危険な場所で観戦しないことというのは全く同じです。
確かに海外ラリーは観戦しやすいかもしれませんが、それは飽くまで「自己責任」おいてのものです。国内ラリーでも自己責任を謳うことだけは出来ても実際ことが起これば主催者を通り越して当局に行ってしまうケースが無いとも言えません。 ごく最近、国内ラリーで実際に競技車の単独クラッシュが原因でクルーの1人が亡くなったのですが、そのために以後その地域でのラリーの開催は困難な状況になっています。 |
| 6.家族連れはダートラを見よう | ご家族でラリー観戦の際は、特に小さなお子様連れの場合は注意を払ってください。林道ステージ観戦の場合、クルマを降りてSSのコースまで行くのにとても歩きづらい道を30〜40分歩くというのが多くを占めます。またコースに着いたら着いたで、SSが始まるまで3時間以上待たされ、SSが始まっても2時間はそこを動けないというケースも実際に存在し、そうなるとトイレや飲食の問題、山の中なので天候が急変して雨が降れば、お子様の体調は急変することもあります。
そんなことから家族連れはダートラやラリーのスーパーSSでの観戦がおすすめです。それなりのダートラ場なら少なくても飲み物の自動販売機やトイレの設備は整っていますし、駐車場からコースまで歩く距離が少なく、会場によってはコース脇まで自分のクルマを乗り入れることも出来ます。 それと、近所だからと犬の散歩ついでに下駄履きで見に来てしまうケースがあったようですが、ラリーの主催者によってはペットを連れての観戦が制限されている場合がありますのでご注意を。 |
| 7.観戦情報の収集を怠らない | インターネットの普及で世界中のラリーの状況を容易に確認できるようになりました。ホストタウンの情報や宿泊施設の案内なら尚更です。それでも尚いるのが所謂「教えて君」です。簡単にわかる情報なのに何も調べない内から公式サイトの掲示板に書き込んだり、主催者に直接メールを送って質問したり、主催者が発表していない情報を発表前に知りたがったり・・・・・。主催者はラリーの準備で多忙なはずなのに・・・・・(苦笑)。
海外ラリーの観戦情報ならある程度は仕方がありませんが、国内のラリーでホストタウンに行くのに調べもしないのにどうやって行ったらいいかを聞くのはちょっと大人げないし、チケット情報が出る前にチケット代金を主催者に聞いたりとすごく奇異に感じます。そういった情報を得るのが公式サイトの目的で、原則としてどんな情報も公式サイトで出る前にわかるはずがありません。 主催者に対する質問にしても可能な限り自分で調べてみて、それでわからなくなったら初めて質問したらいいと思います。貴方の目の前にある機械はエ#サイト見たり、2ちゃんねるにここの管理人の悪口を書くだけではないはずです(爆)。 |