所持品及び装備品

服装 季節や気候に合って且つ動き易いものが一番ですが、林道ステージの行われる山間部では天候が変わりやすいので注意が必要です。完全ドライの確信が持てないのでしたら一応レインコートの準備を、雨以上が予想されればゴアテックス系のジャケットがおすすめです。これは四季を通じて関係ありません。

気温の低い時期のラリーならフリースのジャケットとか、スノーラリーならスキーウェアの上下を着て、頭にはフリースや毛糸の帽子を被った方がいいでしょう。気温の低い時期のラリーで帽子のあるなしは体力の消耗度がまるで違ってきます。手袋も重要。写真を撮る方はレーシンググラブなんか良いかも(笑)。夏場のラリーでも日射病を防ぐ意味でつばの大きな帽子が必要。

シューズ クルマを降りて観戦エリアまで行く道は大抵足場の悪い道です。ダートラ場などは大人の拳程度の大きさの石がゴロゴロ敷き詰められていて大変歩きづらいところだったりします。履き慣れていてソールの厚めのシューズがよいのですが、天候等の暑苦しさが無ければ山歩き用のトレッキングシューズがベスト。スノーラリーではこれのスパイク付きが使われることがあります。

これらをクルマを運転するときのとは別に用意します。尚、ターマックラリー主催者の中には、競技前にステージのコースに観戦者を観戦エリアに入場させてから競技を行うのもいます。その際は普通の歩きやすい履き慣れたシューズがいいでしょう。

観戦用携行品 ディパックの中にはまず絶対に買わねばならない公式プログラム、それとラリーによっては売店や食べ物を売る屋台があるとは限りませんので飲料水とある程度の食料品は持っていきましょう。特に飲料水は夏場のラリーなら1Lのエヴィアン水がすぐに無くなりますし、寒い季節のラリーでも歩いたりして結構汗をかくので持っていた方がいいでしょう。あと場合によっては同じ場所に数時間いる必要があるのでピクニック用のグランドシートやアウトドアショップで売っている小さな折り畳み椅子があればいいでしょう。これはラリーの場合。

ダートラ観戦なら場所によってはコースの脇までクルマを寄せられますので、仲間と一緒にテーブルや椅子、テント、鉄板、肉野菜飲み物を用意してバーベキューもいいですよ。コースは競技開始前の午前と午後に散水をするとはいえコースが乾いてくると埃は飛んでくるし、運転者が飲酒が厳禁なのは言うまでもありませんけど(^^;)。その際の火気の取り扱いに気を付けましょう。

ラリー及びダートラ同一の条件として、雨の可能性があれば防水スプレーを、夏場なら日焼け止めや虫除けスプレーも忘れずに。埃の多いイベントには使い捨てマスクや目薬、眼球洗浄液も必要。あと絆創膏や、海外なら頭痛薬や風邪薬も持って行った方がいいかも。タオルやゴミを持ち帰ったり荷物の防水をするための大きめのビニール袋も必要。

紙筒とサインペン ラリーウィークには、サービスパークなどでラリーショーと呼ばれるイベントが行なわれます。これはメーカー、インポーターやパーツメーカーがそれぞれのラリー活動を広く一般にアピールするためにブースを設けてラリーカーなどを展示したり、ドライバーのサイン会を催したりするとても楽しいものです。

ドライバーのサイン会は所属チームとかタイヤメーカーのブースで行なわれ、並んでいるとポスターやカードをもらってサインしてもらいます。紙筒はポスターを入れるためで、内径50o、長さは荷物に入る程度の長さ(500o程度)のものを用意します。サインペンは油性のを2本程用意した方が無難でしょう。

因みに、わたしが長くラリーファンをやって一番のお宝はこれです。97年東京ラリーチャレンジの時に来日した闘神マルク・アレンのサイン。イタリア物写真集に書いてもらいました。

携帯電話

 

非常用や連絡用に使うこともありますが、イベント会場に行けない仲間に生の音声を聞いてもらう目的にも使えます。ただし欧米ではGSM方式と呼ばれる電波方式が主流であることから、国内のPDC方式(DOCOMO等)やWCDMA方式(AU)の携帯電話は海外では電波方式の関係で使えません。

最近では国内の携帯電話会社からPDC/GSM複合方式の携帯電話が発売されたりしていますが、レンタル携帯電話もあります。NOKIA(ノキア)系列のモベル・コミュニケーションズのWEBでは、出入国の日を入力して申し込めば出発前に自宅に郵送してもらえますし、DOCOMOでは国内の番号がそのまま利用できるローミングサービス「WORLD WALKER」用の端末をレンタルしています。無論日本に電話することも出来ます。またPCがあればソフトのキットも付けてもらってネットの送受信も可能。あとレンタカー会社でも車両を借りるときに一緒にレンタルできます。

2001/11/23 ラリーGB観戦時に管理人がレンタルしたとっても小さなNOKIAのGSM方式携帯電話。SMSでラリーの情報が確認できたらしいけど、使い方わからん。左にあるのはこの画像を撮る前にようやっと届いた観戦チケット。ちなみにここはカーディフのB&Bでラリーショーに行く前に撮影。

道路地図 例えクルマにカーナビが積んであっても知らない土地に行くのであれば必要かもしれません。海外ラリーの場合は東京都千代田区にある輸入地図専門店MAP HOUSEで、有名なミシュラン・マップや、ラリーGB観戦なら公式地図に指定されている英国政府陸地測量部が作成した「オードナンス・サーヴェイ-Ordnance Survey」が入手できます。
コンパス(方位磁石) 特に海外ラリー観戦の場合は土地勘が麻痺してきますので、持っているとなかなか便利です。出発前にルートを検討しても、ヨーロッパの道路交差点にあるようなロータリー(イギリスではジャンクションという)に入ると、出る場所によってはとんでもない方向に出てしまいかねないので、東西南北を確認するために是非持っていくべきです。
メガネ時計類 わたしは常時メガネを掛けているのですが、当然これがないと何も出来ません。海外ラリーで1つだけしかないメガネを壊してしまったらもうその後の観戦を諦めるどころか、帰り道のクルマの運転すらままなりません。2つあれば2つとも持っていきましょう。日差しの強い南欧のラリーならサングラスを掛けていた方がいいかも。出来れば腕時計も2つあれば言うことなし。
現金 当然と言えば当然ですが、あるイギリスの雑誌に載っていたラリーGB観戦ガイドによると、自分のクルマが駐車場所でスタックしたときに(ぬかるんでいる場所が多い)レインジローバーに牽引してもらうのにレインジのオーナーさんにお礼をするのに必要だと記載されていました。実際は入場料を支払うのに必要です。あと大概ラリー会場は場所が田舎なのですが、そのため海外ラリーの場合一般の観光旅行で使うようなトラベラーズチェック(旅行小切手)が使えないことが圧倒的に多いです。
観戦チケット 国際格式イベントでは事前に公式WEBサイトやチケットセンターのWEBサイトから買い、全日本ラリーや全日本ダートラではイベント当日にプログラムと一緒に買います。ダートラの下級イベントではぶっちゃけ人に見てもらうという体制がないこともあって、競技関係者の邪魔にならなければ好きに観戦することが出来ると思います。ただ地区戦レベルでも入場料を徴収するイベントがあるかもしれません(未確認)。

地区戦や県戦レベルのラリーでは真夜中に競技を行うことが多いことから観戦するのが難しい部分がありますが、最近では一部ラリーで主催クラブが10数人程度の観戦者をクラブのWEBサイト等で募集して団体ツアー形式でラリー観戦が出来るところが出てきました。事前に主催者にメールで申し込みをして指定された集合場所にクルマで集まってから、主催者側引率者の指示に従って観戦するのです。この場合保険料として数千円程度のお金を徴収されることもあります。

海外ラリーの場合は南欧や東欧、南米のラリーはスタジアムで行われるスーパーSSでなければ観戦チケットの設定が無く無料で観戦できるところが多いようです。反対に北欧や英国、ドイツのラリーでは下級クラスのイベントでも観戦チケットを出すケースが多いようで、この場合もラリーの公式WEBサイトからチケットを購入したりラリー会場で買う事になります。WRC各ラリーの観戦チケットは公式WEBサイト上で海外からのチケット申し込みを受け付けていますが、出来る限り早めに購入し、日本に発送される日程を必ず確認してください。ラリーによってはすぐにチケットがなくなるのもあります。

航空券やバス鉄道の座席指定券 ラリーHQのある街まで一般交通機関で行く場合、出発日が決定しましたら座席指定券は可能な限り早めに確保しましょう。鉄道利用だと自由席という手が使えますけど、禁煙席/喫煙席のこともあるんでやはり少々高くても指定席がベスト。最近では大体の航空機内では禁煙になっています。航空券は国内でも最近は価格競争が激しくなっていますが、かなり割安なチケットは受付日や座席供給数が限られている場合もありますので、各航空会社のHPをマメにチェックして見ましょう。

海外ラリーに行く場合の航空券は所謂「格安航空券」を買われる方が殆どだと思います。Yahoo! Japan等のポータルサイトで検索すれば旅行代理店のWEBが沢山出てきますので、条件にあったチケットを探して購入しましょう。この場合飽くまで「団体旅行扱い」のチケットとなるので、旅行会社に代金を支払ったあとに郵送されるのはチケットではなく、航空券を受け取る際の書類になります。これを出発時に空港にある当該旅行代理店のカウンターに提示してチケットを受け取ることになります。最近では航空会社自体が「正規格安チケット」を航空会社WEB上で販売するようなケースが増えてきています。但しこれは35日前割引と21日前割引とあることがあって、35日前の方が安いことから早めの申し込みが必要となります。

航空会社の選び方は、目的地国の直行便を使えば便利ですが、ヨーロッパやオセアニア方面ならアジア系の航空会社を使うと直行便より割安に行くことが出来ます。但し本国の空港でトランジットするので少々時間が掛かります。また大都市圏外在住の方なら大韓航空が日本国内の大都市圏外の空港からソウルの仁川空港までのフライトが多くありますので、そちらを利用されるのもいいかも知れません。仁川空港からは同じ大韓航空の欧州やオセアニア行きのフライトが沢山出ています。但し毎日フライトがあるとは限らないので、ラリー日程とフライトスケジュールを見比べて選択されるようにすべきです。

レンタカーの予約票 レンタカー会社のWEB上で予約されることが多いとは思いますが、その際は予約内容を書いたメールやFAX等をプリントアウトして持っていきましょう。免許証の提示は必ず求められますので持っていくこと。海外なら後述の国際運転免許証の他に日本の運転免許証も提示しなくてはなりません。同乗者が運転するならば同乗者登録も忘れずに。添付される各種保険についても確認しましょう。またレンタカー会社によっては25歳未満の利用者には若年ドライバーに対する特別料金が加算されたり、貸し出しに年齢制限があるところがあります。

レンタカーは国内でも海外でも大手の会社を利用するのが良いです。ハーツやエイビスなどの最大手は日本にも支店や営業所があります。車両の整備や事故を起こしたときの対応などのことがあるからです。予約は日本からでも可能ですし、何よりも日本で予約すると現地到着後に申し込むより大幅に割安になるからです。その代わり車種を選ぶことが出来なくなります。無論これの予約も早めにしましょう。ただしヨーロッパでは日本のようにAT車が普及していません。AT車は2000cc以上の車種でないと用意されていないことがあります。当然通常の2000ccクラスよりも割高です

宿泊先の予約票 どの様なところに宿泊するかは予算によるわけですが、イギリスやアイルランド、オセアニア方面では文字通りベッドと朝食が供されるB&B、フランスやベルギー辺りなら「パンシオン(ペンションの事)」が廉価な宿泊施設として知られています。両方とも日本で言うところの民宿です。これらの宿泊施設は大抵が家族経営なので短期のホームステイをしたような感じになってなかなか面白いです。しかも宿泊料金も安いのが特徴。ただし自国の言葉しか使えないオーナー一家が経営している場合もあるので注意が必要。しかしこういった宿泊施設でも英語が使えるオーナーがいたり、中には日本人が経営しているところがあります。日本ならラリーHQ近くに温泉地があれば温泉旅館やホテルに泊まって見るという手もあります(ヨーロッパでは温泉は療養施設)。

宿泊先の選定ですが、国内なら観光案内所、海外なら行き先国の政府観光局に予算や地域を言えばFAXやメールで宿泊施設や予約方法等各種情報を提供してもらえます。また日本で言うJAFのような各国自動車連盟のWEBから予約可能な場合もあって、予約できるとメールが回ってきて予約完了と言うことになります。その時のメールやFAXはプリントアウトして持っていきましょう。ラリー開催期間中はHQ周辺の宿泊施設はランクにかかわらず満杯になるので、これも早めの予約が確実です。

※ここからは海外ラリー観戦に必要な物を記載します。
パスポート 持っていない方で観戦が決まっていれば早めに作りましょう。既に持っている方は有効期限の確認を。取得場所や取得方法は住民票のある各都道府県のWEBに記載されています。通常住民票の写しを提出するのですが、最近自治体によっては「住民基本台帳ネットワークシステム」によって住民票の提出がいらないところが出てきました(非通知の場合は住民票を提出)。

但しサファリラリー(現在は中止)の開催国のケニアのように、ヴィザの他にマラリア等各種伝染病に対応する予防接種が必要な場合もありますので、各国大使館や領事館、政府観光局に取得方法を確認した方が無難かも知れません。

国際運転免許証 海外でクルマを運転するのに絶対必要な物です。使うときは必ず国内で使っている運転免許証も携帯しレンタカーを借りる際に国際免許証と一緒に提示しましょう。この2つの免許証がなければ海外ではレンタカーを貸してくれません。取得場所は住民票のある各都道府県警察のWEBに記載されています。有効期間は発行から1年ですが、その期間に日本の国内運転免許証が失効すると、国際運転免許証も失効します。これは免停の場合でも同様。手数料は\2,700。取得場所に書類を提出すれば30分程で発行されます。
クレジットカード 所持者が職業を持ち安定した収入がある証明でもあるので別の意味合いで現金より必要なのがこれ。現金を少なめに持ち歩くというと言うことでも海外旅行ではこれが物を言います。それ故にレンタカーを借りるときにこれがないと高額な前金を支払う羽目になったり、貸し出しを拒否されることもあります。収入等で厳しい審査のあるアメリカン・エクスプレスは案外ヨーロッパでは使えないらしく、ましてやJCBは論外。国内のカード会社と提携したVISAやMASTERを使いましょう。海外旅行保険の付いている物もあります。反対にトラベラーズチェック(旅行小切手)はラリー開催地域が田舎であることもあってまるで役に立たないので用意しなくてもいいです。
海外旅行保険 団体観戦ツアーだと旅行代金の中に含まれていますが、個人で行く場合はこれも自分で手配します。但し上記のクレジットカードの項目に書いてあるようにカード会社で海外旅行保険が設定済みの所もあるので、その際はカード会社に資料を請求して、設定がなされていなければ保険会社を探して申し込みます。代金は旅行日数で変わりますけど、1週間前後で\10,000程でしょうか。

これを掛ける理由は観戦中の体調不良や事故による怪我で現地の医者に掛かる場合に治療費を保険で賄うことができるからです。極端な例では観戦中に競技車に突っ込まれて大怪我をするような最悪のケースで日本に搬送する場合はヨーロッパからだと100万円程度掛かるとのことで、この費用も保険でカバーできるからです。

旅行会話集等 ラリーでは英語がわかればある程度は大丈夫だとは思いますが、ラリー観戦ついでに近くを観光したり現地で買い物するときに必要になるかもしれません。